セラピストの仕事の歴史はフロイトという精神分析学者にさかのぼります。彼は当時のウィーンでは投薬治療法中心だったのに、その時代の精神科医でありながら、カウンセリングの仕事を始めました。
クライアントさんにベッドに横たわってもらい、なんでも心に思いつくことを話してもらうという自由連想法を週に5回、1人のクライアントさんに対して実施しました。
フランスでは催眠療法を始まり、やがてアメリカのロジャースが傾聴カウンセリングを始めました。日本では、あるがままを大切にする森田療法が生まれました。今の心理学の世界では、認知と行動を変化させる認知行動療法が主流です。
ただし、元々セラピストには必要資格はありません。カラーセラピーでもヒーリングで人を癒やすことができてもそれは立派なセラピーで、やり方は決まっていません。そういった意味では、それぞれのセラピーのやり方の歴史はセラピストが自分で作るものなのです。