どんなに立派な資格を持っていても、それだけではセラピストの所にクライアントさんはなかなか来ません。いい病院に勤めたことがある、いい大学を出たということだけではあまり売り物にならないのです。
セラピストが開業するのには、事務所を借りるので事務所代がかかります。セラピー中は電話応対ができないので、事務員さんを雇います。宣伝をしなければならないと気づいて広報誌やチラシに有料広告を出しますが、結構なお金がかかります。
事務所には、セラピー研究所などの名前が書かれた看板が出ていますが、誰も出入りしているのを見たことがないので、近所の人から怪しがられて、変なことをしている場所だと認定されてしまいます。
こうやって売れないセラピストの閑散期は一年中続くのです。