セラピストは春に多忙になります。木の芽時とも言って、人の心はざわめき、入学、入社シーズンで、ドロップアウトしたクライアントさんが悩みを多く抱えてやって来ます。周りが浮かれているのを見てげんなりして暗い気持ちになる人も多いものです。
次に夏です。お祭りなどでみんなが浮かれていて、頭のネジが外れた高校生男女がコンビニの前でいちゃついていて、キスしたり抱きしめ合ったりしているのを見ると、自分の身に照らし合わせて暗い気分になります。また、はしゃぎ過ぎて自分のネジが外れてしまう人もいます。
秋、どんどん物寂しくなってくるこの季節もセラピストの繁忙期です。秋には涙がよく似合います。
冬、日照時間がどんどん短くなると心まで暗くなります。日光がないとストレス低減物質のセロトニンが生成されにくくなるのでさらに落ち込みます。セラピストの繁忙期はこうやって一年中続くのです。